私はパンは自分で焼くので、ほとんどお店のパンを買うことはありません。
でも、街を歩いていて知らないパン屋さんがあると必ず覗いてしまいます。そして珍しいパンや興味をそそられるパンがあるとつい買ってしまいます。
駒沢公園近くの「グリオット」というパン屋さんも、お店の建物自体はそれ程大きくないものの、おしゃれな外観からこだわりのおいしいパンを売っています、という雰囲気が漂っていて、誘われるように入ってしまいました。
入ってみると、やはりこだわって作っているということが一目でわかる独創的なパンが売られていました。
地下にはカフェスペースがあり、飲み物の他にランチメニューもあるようです。
◆ 「グリオット」
griotte(グリオット)
フランスで働いていたフレンチ出身のシェフが作るこだわりのパン屋です。甘酒からとった天然酵母を使ったフランスパンや本格派のハード系のパン、料理経験を生かした他のお店にはないような変わったパンも取揃えています。
私が入った時は、お昼12時近くでしたが、すでに売り切れているパンもいくつかありました。
特に、カルピスバターを使ったクロワッサンや、デニッシュ生地のメロンパン、甘酒からとった天然酵母で作ったフランスパンは人気だそうで、クロワッサンとフランスパンはもう売り切れていました。
フランスパン食べてみたかった。残念!
他に残っているパンで、今回私が興味をそそられたパンが、キューブ型の「ごまあんパン」と「クロワッサンカフェ」。
「クロワッサンカフェ」はクロワッサン生地にエスプレッソが練り込まれ、表面には砕いたコーヒー豆とチョコがまぶされています。
「ごまあんパン」は1日5個の限定販売だそうです。早速この2つを購入しました。
- ごまあんパン(care sesami anco) 230円(税込)
- クロワッサンカフェ 250円(税込)
◆ 「グリオット」のごまあんパンに感動
「クロワッサンカフェ」はサクサクホロホロで、上にかかっているコーヒー豆の苦みとチョコの甘さがいいアクセントになっています。
「ごまあんパン」は、まず見た目のインパクト大です! 少し大きめのキューブで、あんが生地に練り込まれ、中もしっかり詰まっています。
「クロワッサンカフェ」もおいしかったのですが、この「ごまあんパン」が特においしかった! 感動しました!
生地にパンドミの生地を使っているということで、もっちりした生地と甘さ控えめのごまあんがベストマッチ!生地とあんのバランスも絶妙です。
外側のカリッとした堅さとたっぷりついているゴマの香ばしさも、中のもっちりした生地とあんを引き立ててくれてとても合います。
私が今まで食べたあんパンの中で一番おいしい!と思いました。
マイベストオブあんパン決定です!
この「グリオット」のごまあんパンのおいしさが忘れられず、近くで似たようなあんパンがないか探しましたよ(^^;
でもなかなかないですね。当たり前ですけどね。
下記は、ナチュラルハウスで売られているあんパンとスーパーで売られている木村屋のあんパンです。どちらも袋入りです。
左がナチュラルハウスのIMASHIRO Farmer’s Kitchenのこしあんパン。右が木村屋のつぶあんパン。
この二つで比べると、左のナチュラルハウスのこしあんパンが私好みでした。木村屋のつぶあんパンは万人に好まれる、いわゆる伝統的なあんパンですね。
◆ あんパンの歴史
あんパンは1874年(明治7年)に、木村屋(現・木村屋總本店)創業者であり茨城県出身の元士族・木村安兵衛とその次男の木村英三郎によって考案された。 また、胡麻、芥子などと並んで表面のアクセントに用いられることの多い桜の花の塩漬けが初めて用いられたのは翌1875年(明治8年)4月4日のこと、花見のため向島の水戸藩下屋敷へ行幸した明治天皇に山岡鉄舟が献上し、宮内省御用達となって以来のことである。それ以降、4月4日は「あんぱんの日」となっている。Wikipediaより
銀座木村家のあんぱんの秘密は日本人になじみの深い『酒種(さかだね)』生地にあります。140余年前にイースト菌ではなく酒の酵母から、日本で初めてつくられた新しいおいしさ。以来、その確かな技術と伝統は、そのまま今日の製品づくりに生かされております。銀座木村屋
4月4日が「あんぱんの日」というのは初めて知りました^^
日本独自のあんパンが銀座木村屋で140年前に誕生して、それ以来いろんなあんパンが生み出され、ついにはキューブのあんパンまで誕生し、あんパン一つとってもパンの世界は本当に奥深いです。
それから、あんパンについて調べていたら、こんなサイトを見つけました。
【東京都内】絶品あんぱんのお店12選!これを食べて元気100倍に!
なんとこの「絶品あんぱんのお店12選」の中に「グリオット」のごまあんパンも入っていました! どうりで美味しいわけです。
近くに行く機会があれば、もう一度食べてみたいです。
◆「グリオット」の場所と営業時間
griotte(グリオット)
〒152-0021 目黒区東が丘2-14-12
東急田園都市線駒澤大学駅東口、駒沢公園方面出口より徒歩7分
(マルエツやジョナサンのある自由通りをひたすら真っすぐ駒沢公園方面へ向って歩いていくとあります。お店は進行方向に向かって右側です。)
営業時間: 8:00~19:00
定休日: 毎週月曜日