ここ1年程、カフェイン抜きの生活をしていて、紅茶もデカフェのものを買って飲んでいます。日本緑茶センター(株)が出している下記の「やさしいデカフェ紅茶」シリーズです。
その中の、「アールグレイ」(左)は、私には香りがきつ過ぎました。
捨てるのも勿体ないし、かと言って他に使い道ないなーと思いながらしばらくそのまま置いてありましたが、「そうか!パンに入れて、紅茶パンにすればいいんだ!」と思い付き、茶葉のままパンに練り込んでみました。
パンに入れてみると、きつく感じた香りが茶葉の香りが感じられるいい香りに変わり、ジャムに合うパンになりました(^^)
パンに入れるには、アールグレイ位の強い香りの方がちょうど良さそうです。茶葉には食物繊維も含まれているので体にもいいですね。
ちなみに紅茶として飲むには、上記写真真ん中の「セイロン」は今度は香りが物足りない感じで、右の「アップル」は、香りも風味もちょうどよく、夜寝る前に少し甘みのある飲み物(お砂糖は入っていません。アップルの香りが甘さを感じさせてくれます。)が飲みたいという時でもカフェインレスなので安心して飲めて気に入っています。
◆ アールグレイティとは
フレーバーティの一種で、柑橘類ベルガモットの香りを着けた紅茶のこと。ベルガモットの果実は苦く酸っぱすぎて生食や果汁飲料には使用されず、専ら精油を採取し香料として使用される。
ベルガモットの芳香は一般的に温度が高くなるほど引き立つので、アイスティーを念頭に強めの香りをつけたものなどをホットティーにすると、慣れていない人にとっては非常に飲みにくいものとなりやすい。この芳香がミルクと相性が良いため、ミルクティーとしても飲まれる。wikipediaより
「アールグレイ」とは「グレイ伯爵」という意味で、1830年代のイギリス首相、第二代グレイ伯チャールズ・グレイに由来すると言われている。
なぜグレイ伯爵の名前がついたのかについては、「ある外交官から中国の着香茶を贈られたグレイ伯が、それを気に入り類似品を茶商に作らせた。」等、諸説ある。
◆ アールグレイティパンレシピ
材料:1斤分
※ インスタントドライイーストの代わりにとかち野酵母を使っています。
(インスタントドライイーストを使う場合は3gで水は175g)
材 料 | 量 | ベーカーズ% (粉250gに対して) |
予備発酵用ぬるま湯(約40℃) | 40g | 先に準備する |
予備発酵用砂糖 | 2g | 先に準備する |
予備発酵タイプとかち野酵母 | 4g | 先に準備する |
国産強力粉(春よ恋) | 250g | 100% |
アールグレイ茶葉(1パック1.4g×3) | 4.2g | 約1.7% |
砂糖 | 18g | 7.2% |
塩 | 3.8g | 約1.5% |
無塩バター | 17g | 6.8% |
スキムミルク | 6g | 2.4% |
水(予備発酵用のぬるま湯を含まず) (室温が25℃以上:水温5℃ 室温が10℃以下:水温20℃) |
135g | 70% (予備発酵用ぬるま湯 と合わせた175gの%) |
アールグレイの茶葉は、メーカーによって香りの強さが違うと思いますが、2パック分入れて焼いた時は香りが物足りなく感じ、3パック分入れてちょうどいいと私は感じました。3g位から調整してください。
作り方
1)最初にとかち野酵母を予備発酵させます。(10分〜15分)
【とかち野酵母の予備発酵の手順】(詳しくはこちら)
- 35~40℃に調整したぬるま湯に砂糖を加え溶かします。
(私は500wの電子レンジで20秒ほど加熱してぬるま湯を作っています。)
※保温し続ける必要はありません。 - とかち野酵母をダマにならないようにパラパラと加えます。1ヵ所に固めないのがポイント。
- ゆるやかに良くかきまぜます(ダマになっていなければかき混ぜなくてもOK)。酵母の粒は少し残っても構いません。
- 5分くらいで元気に泡立ち始めます。10分〜15分で発酵完了です。
2)予備発酵させている間に材料を揃え計ります。(私は0.1gまで計れるタニタのデジタル計量器を使っています。)
3)とかち野酵母の予備発酵が終わったら、ホームベーカリーのパンケースに羽を取り付け
① 水と予備発酵させたとかち野酵母を入れます。
② 強力粉,アールグレイ茶葉,砂糖,塩,無塩バター,スキムミルクを入れます。
4)パンケースをホームベーカリー本体にセットし、スタートボタンを押します。
とかち野酵母のフルーティな香りとアールグレイ茶葉の香りは合うような気がします。一緒にドライいちじくを入れてもおいしそうです(^^)
他にもホームベーカリーでいろいろ焼いています。
その他のホームベーカリー食パンレシピはこちら。