簡単「水煮大豆」の作り方 小分けにして冷凍保存で便利に活用!

大豆は「畑のお肉」とも呼ばれ、タンパク質が豊富で体にいいことは皆さんご存知だと思いますが、茹でたての煮大豆はそのままで枝豆に負けないくらいおいしいってご存知ですか?

私は水煮大豆を作ったときに、煮あがり具合を確認するつもりが、ついつい何個もそのままつまんでしまいます。それくらいおいしいんです。

茹でたての煮大豆を小皿にとり、塩少々をふれば(塩なしでも十分おいしい)おいしいおつまみの出来上がりです。

スーパーにいけば、缶詰になったものや、真空パックされた煮大豆が売られていますが、私は乾燥大豆を買ってまとめて茹で、1回分ずつに分けて冷凍保存しています。

そうしておくと、いろんな料理に使えてとても便利です。

◆ 水煮大豆の作り方

煮大豆を作るのはとても簡単です。ただ煮ればいいだけなのでコツなんてありませんが、普段私がやっている方法を載せたいと思います。

なお、煮大豆を作る時は、遺伝子組み換えでない国産大豆を買って作っています。

こちらは↓、私が富沢商店でいつも買っている大豆で、1kg入り(767円)を買い250gずつ煮ています。下記写真の袋に入っている量は残り250gで、今回はこれを煮ます。

大豆

北海道産大豆:1kg入り(残り250g)

1.一晩(8時間以上)たっぷりの水に浸けます

 ↓ 大豆 250g

大豆 

一晩漬けた後↓

浸水後の大豆

2.漬けた水は捨て、新しい水に取り替えます

豆類には虫などの外敵から身を守るために植物性の反栄養素物質(アンチニュートリエント)と呼ばれる植物毒が含まれています。いわゆる野菜のアクといわれるものです。

大豆には豆類の中でも最も多く含まれています。

この植物毒は水に浸けることによって水に移り、また長時間加熱調理することで、ある程度分解されます。

そのため、一晩大豆を漬けた水は捨てて、新しい水に替えてから煮ます。

3.多めの水で40~50分煮ます

 ① 沸騰するまでは強火(最初のうちは泡のアクが出るのでアクを取りながら)

 ② 沸騰したら中火~弱火にして蓋をずらしてかぶせ、40~50分煮ます

  • 途中、煮汁が少なくなって大豆が煮汁から出そうになったら差し水をして下さい。
  • 40分位から様子をみて、固めが好きな方は40分位、やわらかめが好きな方は50分位煮て下さい。

4.ツヤツヤふっくらな煮大豆の出来上がり

◆ 水煮大豆の冷凍保存と使い方

冷めたら、1回分の小分けにして(一人分だと50~60g位を100均などで売っているシリコンカップにゆで汁も少し入れて)冷凍保存しています。

残ったゆで汁も、旨味があるので塩とネギで簡単スープにします。

冷凍保存してある水煮大豆を使う時は、シリコンカップごと600wの電子レンジで1分位加熱して(半解凍になります。サラダに使う時はもう少し加熱)、そのまま調理に投入して使っています。

私が解凍水煮大豆を入れてよく作るのは、ドライカレーとチャーハンとラタトゥユ。

私がよく作る、残り物野菜を何でも入れて作る簡単ドライカレーをご紹介します。 健康のことを考えて、野菜とタンパク質をバランスよく摂ること...

あとは、トマトとの相性がいいのでチリコンカンにしたり、卵焼き(意外においしいんです)やひじきとの煮物、シチュー、クラムチャウダー、サラダ等々。

何か物足りないな、という時にはお醤油を少しだけかけて一品にしたりもしています。

◆ 大豆の反栄養素について

大豆についてネットで調べると、たくさんの情報があふれています。

体にいいという情報や、反対に大豆には毒(反栄養素)が多く含まれているので発酵させていない大豆製品は食べてはいけないという情報、はたまた大豆に含まれているフィチン酸はミネラルの吸収を阻害すると言われている一方、逆に抗酸化作用があり活性酸素の発生を抑制するとも出てきます。

いずれにしても体によくないという情報は、過剰摂取すればという事なので、私は大豆製品で豆乳だけは元々味が苦手で飲みませんが、煮大豆は毎日大量に摂るわけではありませんし、豆腐よりも丸ごとの栄養が摂れるので、適量であれば問題ないと思って食べています。

なんの食べ物でもそうですが、それぞれの体質によっても合う合わないというものがありますので、情報を鵜のみにするのではなく、自分の体に聞きながら適量をおいしく食べるのがいいのではないでしょうか。