(石川県産五郎島金時の焼き芋)
冬になると食べたくなる焼き芋。
現在さつまいもはたくさんの種類がありますが、大きく分けて「ホクホク系」と「しっとり(ねっとり)系」、みなさんはどちらが好みですか?
私は冬になると無性に焼き芋が食べたくなり、去年は「鳴門金時」、一昨年、一昨々年は「紅はるか」をネット通販で箱買いして冬の間中焼き芋を楽しみました。
ちなみに今年は、近所のスーパーで石川県産の「五郎島金時」が通常より安く売られていた日があったので、一袋2、3本入っているやつを一人で6袋も買い占めました( ̄▽ ̄;)
本当はもっと買いたかったけれど、重たいということもあって6袋で遠慮しときました。しかし、いくら安いといっても、買うのは一人せいぜい2袋くらいでしょうね。それをかごいっぱい6袋も買うなんて、どこかの料理店の人と思われたかも…(汗)
ですので、今年は今のところ箱買いは無し。
そんな芋好きの私が、今まで食べたことのある「ホクホク系」と「しっとり(ねっとり)系」の中から、主に5種類の特徴と食感、感想を紹介しつつ、“私のこれ!”を勝手に発表したいと思います(;^ω^)
さつまいもを選ぶ際のご参考になれば幸いです。
目 次
さつまいもの種類
私が食べたことのあるさつまいもの種類は、主に次の5種類です。
- 安納芋(しっとり(ねっとり)系)
- 紅はるか(しっとり(ねっとり)系)
- 紅あずま(ホクホクとしっとりの中間)
- 鳴門金時(ホクホク系)
- 五郎島金時(ホクホク系)
1.安納芋(しっとり(ねっとり)系)
言わずと知れた、ねっとり甘~い蜜芋の代表、安納芋。
項目 | 概 要 |
産地 | 鹿児島県種子島 |
特徴 | 果肉はカロテンを含んだオレンジ色で、 水分が多く粘質性。糖度が高い |
食感 | ねっとり |
甘さ | ★★★★☆(4.5位)個人的評価です |
おすすめの食べ方 | 焼き芋 |
選ぶ時のポイント | 表面に傷や変色した部分が無い、中くらい の丸みのあるもの。切り口にあめ色の液体 がしみ出ているものは蜜が多い。 |
保存方法 | 新聞紙にくるみ13~15℃の冷暗所で保存。 (冷蔵庫では保存しない)又は焼いてから ラップにくるみ冷凍保存。 |
感想 | そこら辺のスイーツより甘く、初めて食べ た時はその甘さにびっくりしました。オー ブンで焼いていると、蜜がしみ出てキャラ メル状になります。 |
2.紅はるか(しっとり(ねっとり)系)
他のさつまいもよりも「はるか」に甘いということから名前がついた、安納芋に負けないくらい甘い、比較的新しい品種のさつまいも。
項目 | 概 要 |
産地 | 九州,本州 |
特徴 | 水分が多く、強い甘さにもかかわらず 後味すっきりの上品な甘さ |
食感 | しっとり |
甘さ | ★★★★★ 個人的評価です |
おすすめの食べ方 | 焼き芋,蒸し芋 |
選ぶ時のポイント | 表面に傷や変色した部分が無い、持った時 にずっしりと重みのあるもの。切り口にあ め色の液体がしみ出ているものは蜜が多い |
保存方法 | 新聞紙にくるみ13~15℃の冷暗所で保存。 (冷蔵庫では保存しない)又は焼いてから ラップにくるみ冷凍保存。 |
感想 | 安納芋のようなねっとりという感じより、 しっとりという感じで、こちらも蜜が多く 焼くとしみ出てきます。まるでスイーツ。 |
3.紅あずま(ホクホクとしっとりの中間)
日本で最も多く作られているさつまいも。東日本でさつまいもといえばこの紅あずま。
項目 | 概 要 |
産地 | 主に関東 |
特徴 | 細長くスラッとした形で、紫がかった濃い 赤色の皮に黄色く粉質な果肉。繊維質が少 ない。 |
食感 | ホクホクとねっとりの中間 |
甘さ | ★★☆☆☆(2.5位)個人的評価です |
おすすめの食べ方 | 焼き芋,蒸し芋,天ぷら,煮物,サラダ |
選ぶ時のポイント | 表面に傷や変色した部分が無い、持った時 にずっしりと重みのあるもの。切り口にあ め色の液体がしみ出ているものは蜜が多い |
保存方法 | 新聞紙にくるみ13~15℃の冷暗所で保存。 (冷蔵庫では保存しない)又は焼いてから ラップにくるみ冷凍保存。 |
感想 | 慣れ親しんだ味で、ほどよい甘さ。 大学芋にしてもおいしい。 |
4.鳴門金時(ホクホク系)
徳島県鳴門市周辺の海のミネラルをたっぷりと含んだ砂地で栽培されているさつまいも。栗のようにホクホクとした食感と甘みが強いのが特徴。
項目 | 概 要 |
産地 | 徳島県鳴門市周辺 |
特徴 | 皮はムラの無い赤紫色で、生の果肉はク リーム色、加熱すると黄色みを増し粉質。 |
食感 | ホクホク |
甘さ | ★★★★☆ 個人的評価です |
おすすめの食べ方 | 焼き芋,お菓子の材料,サラダ |
選ぶ時のポイント | 表面に傷や変色した部分が無い、持った時 にずっしりと重みのあるもの。切り口にあ め色の液体がしみ出ているものは蜜が多い |
保存方法 | 新聞紙にくるみ13~15℃の冷暗所で保存。 (冷蔵庫では保存しない)又は焼いてから ラップにくるみ冷凍保存。 |
感想 | 初めて食べた時に、他のさつまいもとは違 う上品な甘さに心奪われました。 |
5.五郎島金時(ホクホク系)
石川県金沢市五郎島地区の砂丘地で栽培されている。加賀の伝統野菜の一つと認定されており、繊維が少なく甘みが強いホクホク系。
項目 | 概 要 |
産地 | 石川県金沢市五郎島地区 |
特徴 | 皮は赤紫色で中は薄い黄色で繊維が少なく 粉質。 |
食感 | ホクホク |
甘さ | ★★★☆☆ 個人的評価です |
おすすめの食べ方 | 焼き芋,お菓子の材料 |
選ぶ時のポイント | 表面に傷や変色した部分が無い、持った時 にずっしりと重みのあるもの。切り口にあ め色の液体がしみ出ているものは蜜が多い |
保存方法 | 新聞紙にくるみ13~15℃の冷暗所で保存。 (冷蔵庫では保存しない)又は焼いてから ラップにくるみ冷凍保存。 |
感想 | ホクホク感が強く、甘さはほ紅あずまと似 ていてほどよい甘さ。 |
私のベストオブさつまいも!
2年程前までは、私のベストオブさつまいもは、しっとり系の「紅はるか」! と思っていました。
安納芋のねっとりより、紅はるかのしっとり感が好きで、スイーツのような甘さにはまって一昨年と一昨々年、2年続けて「紅はるか」をネットで箱買いしていました。
そして去年は、違う種類も試してみたくなり、ホクホク系の「鳴門金時」をネットで箱買い。
早速オーブンで焼き芋にして食べてみたら、これまで食べてきたさつまいもとは違う上品な甘さに衝撃を受けました。
少し香ばしいような上品な甘さ(個人的感想です)で、くどくなく、ホクホク感がまたいい!
一瞬にして、1位の座に居たしっとり系「紅はるか」を抜き去り、ホクホク系「鳴門金時」がマイベストオブさつまいも!となりました。
今年も「鳴門金時」をネットで注文しようと思っていたのですが、たまたま近所のスーパーで「五郎島金時」が安売りしていて、金時とついているからには「鳴門金時」に似ているかもしれないと思い、大量に買い占めました。
焼いてみると、ホクホク系。味・甘さは「紅あずま」に似ていました。
そして、マイベストオブさつまいもは、やはり「鳴門金時」だと確信しました。
しっとり(ねっとり)系よりホクホク系が好きな方は、「鳴門金時」はほんとにオススメです。
焼き芋の作り方
私はいつもオーブンで焼き芋を作っています。
よく洗って水分をふき取り、そのままオーブンの天板に並べます。
お芋の大きさにもよりますが、予熱なしの180度で90分程焼きます。まんべんなく火が通るように途中何度か上下を返したり、向きを変えながら焼いています。竹串を差してスッと通れば焼き上がり。
また、オーブントースターでも焼けます。うちの親はオーブンを持っていないので、オーブントースターで焼いています。
オーブントースターで焼く場合は、熱源が近いため、途中からアルミホイルを被せて、こちらも上下を返したり、向きを変えながら焼きます。
まとめ
「ホクホク系」と「しっとり(ねっとり)系」、自分がどちらが好きか食べ比べてみるのは楽しいですね。
甘さも、安納芋や紅はるかのような「蜜芋」タイプや、すっきり上品なタイプ、といろいろあるので、自分の好みの種類を見つけると、焼き芋にするのも楽しいです。
また、さつまいもは、加熱にも強いビタミンCや塩分を排出するカリウム、抗酸化作用のビタミンEが含まれ、そして食物繊維も多いので、焼き芋を食べると普段より便通が良くなるのを実感します。
おいしくて身体にもいい、まさに一石二鳥ですね。
みなさんも、好みの種類を見つけて焼き芋を楽しんでください。